第30章 楽しいなつやすみ!(ゾロ)
「え、海?」
ナ「そ!!海!!」
せっかく夏休みがはじまるんだから海に行くわよ!!なんて、ナミの言葉にまぁたしかに、海いいな、なんて思ったりした。
「で、誰と行くの?」
ナ「サンジくんにルフィでしょ?ウソップと、ロビンとー、」
「……かなり大所帯じゃん」
ナ「あと、ゾロよ!」
「……え、ゾロも?」
ナ「当たり前じゃないの!あんたの彼氏でしょ?」
「…まぁ、そっか。」
ゾロと海に行きたいのは確かなんだけど、剣道部のサークルは大丈夫なのかな?なんて考えたりした。
ナ「…あんた、ゾロはサークル大丈夫なのかな?なんて考えてるんでしょ、どーせ」
「……まぁ、ね」
ナ「ライカと海に行くって言ったら、速攻サークル休むって言ってたわよ」
「え、」
ナ「やっぱ大事にされてんのねー、あんた。」
「ちょ、なにそれ……」
なんて話しながら海に行く手筈とか、色々済ませて。
ロビンと待ち合わせをして、3人で水着を買いに来たのだ。
ナ「これ、いいんじゃないの?」
「えー、これ派手すぎる気がするんだけど……」
ロ「あら、こっちがいいんじゃないの?」
ナ「さすがお姉様!!これがいちばん良いじゃない!」
「えー……似合ってるのかな、これ」
ナ「うんうん、かわいい!」
ナミとロビンに言われた通りの水着を買ってしまった。
……ゾロ、気に入ってくれるかな?楽しみだな、なんて。
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海に行く当日。
私はナミとロビンと駅で待ち合わせをして海に向かった。
サンジたちとは海で待ち合わせだ。
「ついたー!海!!」
ナ「さぁ、いい男はいるかしらね?」
「……たぶんサンジが許さないと思うけど」
ナ「なんか言った?」
「なにも」
ロ「ふふ、楽しみね」
サンジたちは先について場所を取っているらしく。
私たちは更衣室で着替えて向かうことにした。
ナ「ほら!やっぱり似合うじゃない!」
「…ほんとにこれ、大丈夫?」
ロ「大丈夫よ、似合ってるわ」
上下水色のビキニに、腰にはパレオのついたもの。
ナ「あんた、あんまり体のラインが出るの嫌いでしょ?」
「…まぁそうだけど」
ロ「安心しなさい」
ロビンが私の髪をポニーテールにすると、私たちは彼らの待つ海に向かった。