第13章 Beginning of Hell
「・・・というわけで、、、」
もう!話長すぎる。
あと一時間しかないじゃない!
家帰って着替えてさんを
迎えに行かないといけないの。
「ニノ、落ち着きなって」
「あ・・・はい」
でも、いくら迎えに行くとはいえ
さんが起きてくれなきゃ
喫茶店に行けない・・・なんてことは
嫌だけどわかってることで。
「で、明日の迎えの時刻は11時で・・・ん?」
皆、というかマネージャーが口を閉じた。
それは、マリオのあの御定番な曲が
いきなり車内に流れたからで
その出本は、私のポケットだったりしてて
「あの、出ていいかな」
と恐る恐る聞けば、マネージャーが
うんざりしながら許可してくれて
画面に表示された名前は
「『さん』」
だったりするわけで
「「「え!?」」」
と三重の声が聞こえるわけですよ。