第5章 結婚記念日
さっき悠が泣いたみたいに
相葉さんに背中を擦れる自分。
こんな俺見て、
さんなんて言うかな。
”何泣いてるの?”
なんて、笑われるかもね。
笑ってよ
笑ってくださいよ
それで会えるなら
ずっと笑わせてあげるのに。
呼吸が落ち着いて顔をあげた。
皆さん優しいから。
何も言わないで待ってくれていた。
「今日、どうするの?」
「何か祝うの?外食とか?」
特に予定はなかった。
今までも、ずっとそういうことしてなかった
けど・・・・・・
「皆さんで・・・過ごしたい一日です」
ずっと居るのに、
こんなときはやっぱり恥ずかしいものですわ。