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空と陸の距離

第1章 心で生きてる


「パパー遊ぼー」

さっきまでグースカ寝てたおちびさん。

俺との子供。

「まったく~本当に自由なところ、
ママにそっくりだわ、あなた」

呆れながらも、洗濯を終えて
我が子を膝の上に乗せる。



トーマスやらなんやらを片手に
ブーンだの、ウィーンだの
楽しそうね。


それから、横を見やる。


仏壇の台の上には









俺の世界で一番大好きな人の遺影。













「遊びすぎてると、天国のママ怒るよ?」

そう言うと、我が子は手を止めて
私を見上げた。

目元が、あの人そっくり。


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