第15章 もう一回
「「あ・・・」」
二人一緒に声が出たのは
へらべったい魚が
自分のそくっりな魚に
キスをしたから・・・。
「キス・・・魚が?」
「あはは、面白いね」
「こんな人前で、魚も度胸ありますね~」
確かに、バリバリ私達の目の前だった。
「じゃあ、俺たちもしておきます?」
「!!・・・なにを言って・・・」
「だって、こんな目の前で披露してくれたのよ?この子」
そう言って魚を指差した。
まだ私達の目の前いる。
私は、その子をみつめてから
また和さんを見た。
「だって、こんな公の場で・・・しかも和さんアイドルだよ?まずいって~」
「ばれたって、全然問題ないから」
「え、そうなの?」
「そうよ」
キョロキョロしてみたら
皆がみんな、魚やなんやらに夢中になってて。
横を向いて、目を閉じた。
チュッていう、音がして
唇が、熱くなった。
「はい・・・ゴーカク!」