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空と陸の距離

第2章 捨てた希望



ベッドから車椅子に乗り換えて、
ちょっと散歩に出かける。

散歩って言っても、広いエレベーターに乗って、屋上に行くだけだけどね。




この時間に必ず行くの。

夕日がとっても綺麗な時間。




5時32分。




屋上に到着。

それに合わせて部屋を出る。

車椅子は、手で動かすと疲れるから
ちょっと高い値段の片手で
マウスみたいに動かせる
自動もの。




それから鼻歌を歌って屋上へ。




「私は。下半身不随っ!おっまけに病気なの~」

そんな変なうた。

すれ違う看護師さんや
子供は、変な目をするの。





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