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かわいいひと

第13章 思い出紡ぎ 【悲鳴嶼 行冥】




「弥雲…愛している」

弥雲…弥雲…と名前を呼ばれ頭が痺れるような深い口付けを交わす

舌を吸われるたびに行冥くんが腰を揺らす 喘ぐ声は彼の口内に飲み込まれてしまい私はもう抱きつくだけしかできなかった

次第に激しく子宮まで届くくらいに突き上げられて行冥の羽織を噛み必死に声を押さえた


子宮から始まった痙攣は腰に伝わり下半身が震えて両足の指がきゅぅっと丸まり私は絶頂を迎えた 体が何度も痙攣をしては彼の欲棒を締めつける それでも行冥くんは射精してなくて イッている最中にも腰をゆらゆらと揺らして追い詰めもっと深い快楽を与えられる

頭がおかしくなるくらいの波にのみこまれていると
「っ…イク…」

行冥くんの囁きと共に奥に彼の精液が発射され 私はもう一段深い絶頂を迎えて潮を何度も吹いてしまった

隊服をびしょびしょしにして行冥くんの広い胸板に包まれながら体の痙攣が止まるのを待っていた














「悲鳴嶼さん風呂が沸きました!」


返事もする間もなく開けられた襖…


玄弥くんが見たのは行冥くんの後ろ姿で
羽織を着た広い背中に回された私の両手と彼があぐらをかいて座っている腰の両脇から伸びる私の足…

うぶ な玄弥くんでも何をしていたのかは分かったみたいで


「あっ!わっ!あっ……すいません!!」

スパーンと襖が閉められた


まだ震えの収まらない体だし…それにまだ私と行冥くんは繋がっている



「玄弥…襖を閉めている時は返事を聞いてから開けなさい」


「ハイ…すいません…」

「2人で今から風呂にはいるから玄弥は部屋で待っていなさい ちゃんと話をしよう」

「…ハイ 部屋で待っています…」











玄弥くんとの初対面の日だった


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