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かわいいひと

第13章 思い出紡ぎ 【悲鳴嶼 行冥】





今日は風柱の不死川くんの事後処理だった

強面の彼に平気で話かけれるのは私ぐらいだから自然と私に仕事が振られる事が多いのは気のせいでは無いと思う…


「不死川くん…お疲れ様でした」

「あぁ…また弥雲さんか」



今の9人の柱は全員行冥くんより後に就任した隊士ばかりで 私と岩柱の関係も恋人と認知されていた

15歳の時に選別を生き抜き今年で隠の仕事も10年目になっていた
10年鬼殺隊に居ても立場は隠なので 柱には「様」をつけて呼んでいた
でも岩柱を普段は「行冥くん」と呼ぶので全員が遠慮してしまい
私だけが「くん」「ちゃん」で柱を呼ぶという何とも微妙な感じになっている
行冥くん以外の柱は私より年下だから気にしない事にした










屋敷に帰ると男の子が庭で薪割りをしていた 私を見てペコリと頭を下げる


「不死川玄弥です 今日から弟子になりました」


「安心院(あじむ)弥雲です…」


不死川くん…?


「弥雲…私の部屋に来なさい 玄弥は薪割りが終わったら風呂の準備をお願いする」

「ハイ!」「はい…」


















一緒に暮らしていてもお互いに任務が続いていて久しぶりに行冥くんの顔を見た

部屋に入り行冥くんの隣に座ると彼は私の顔に触れ親指で唇をなぞる


「久しぶりだな…怪我はないか?」

口付けを交わしながら話すからくすぐったくて自然と笑顔になる

「大丈夫だよ…それより不死川くんって…実弥くんの…」

「弟だ…だが 色々あったらしく不死川の方は拒絶してる」

「継…子に するの?」




「呼吸も使えない…剣技の才もない…」

「ん…」

「だが…鬼を喰ってまで強くなろうと必死だ…愚か者だが…助けてやりたい……弥雲いいか?」


「ぎ…行冥…ダメ…っ…」

「ダメか…弥雲…」



器用に隊服とブラウスのボタンを外し畳に落とされると 深い口付けを交わしながら押し倒された
サラシまで緩められて私の乳房は彼の手の中で柔らかく形をかえていく 固くなった乳首を指で摘まんだり 口に含み舌でころがされたり吸われたりするたびに私の口からは歓喜の声が甘くこぼれてしまう


「玄弥くんは…いいよ…でも…あっ…これ以上はダメ…声が…」


ダメだと言ってみても私の体はもう彼を求めている




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