第11章 雪の日に始まる【冨岡 義勇】
冨岡が湯呑みを手に全裸で戻ってきた姿に三葉は顔を赤くして目をそらしながら受け取る
可愛らしいな…
薄い襦袢を身にまとい両手で水を飲む姿を見ながら冨岡は三葉を愛しく思う
水を飲み終わると濡らしてきた手拭いで口から溢れ顎へと伝わり落ちた精液を冨岡が拭った
「落ち着いたか?」
「はい…ありがとうございます」
涙と汗と精液で汚れていた顔がさっぱりしたのかニコニコと三葉は笑っている
「同じでした…」
「同じ?」
「あんな声が出て…自分の意思とは関係なく体が震えてくるのが私だけかと思って不安でした…冨岡さんも同じで嬉しい…」
はしたない自分の姿に不安を感じていた事が解決して安心した三葉は冨岡の首に手を回してギュッと抱きつく
「俺は…恥ずかしい…でも三葉がそう言ってくれるなら」
三葉を布団へと沈め冨岡は額、頬、耳、唇にチュッと軽い口付けを落とす
「俺も嬉しい…」
首筋に舌を這わせながら緩く纏っている襦袢を開く
日の光が淡く射し込む三葉の白い肌に無数の赤い吸い痕が散らばっている
冨岡は自分の独占欲の強さを知った
「ん…はぁ…ぁ…」
再び深く口付けをしながら三葉の体に触れていく
三葉の体から固さが無くなり、割って差し込んでいる冨岡の足を三葉の太腿が緩く挟みながら腰が揺れている
「三葉…」
「っ…はい……」
再び硬く反り上がった欲棒を三葉の腰に擦り付ける
「欲しい…三葉の全部を…」
さっきから三葉は子宮がきゅんきゅんと何度も疼きトロトロと粘液が溢れているのに気付いていた
秘部に当たっている冨岡の膝は自分から溢れた粘液で濡れている事に冨岡も気付いているはず…
それに…口数が少ない分冨岡の優しさは行動に表れていて三葉はそれが嬉しく愛しく感じていた
それでも「私も欲しい」とは恥ずかしくて言えない
冨岡が体を起こし三葉の足へと口付けを落としていく
内腿から始まり膝裏に舌を這わせふくらはぎをなぞると足首を軽く噛んだ
そして右足の指を口に含み舌で転がす
それまでは甘い喘ぎをあげていた三葉が冨岡の口から足を引き抜いた
「っ…ぁ…そこは…汚いです…」
冨岡は三葉に見える様に左足を持ち上げ親指の欠けた三葉の足を口に含んだ