第9章 恋に落ちる 2 【不死川玄弥】
近くに置いていた懐紙でベトベトになった欲棒を拭う
瑞穂の蜜壺からトロトロと流れいる液を懐紙で受け取り蜜壺に人差し指を入れて中から掻き出した
「あん…」
膝を立てて開いていた瑞穂の太腿がピクンと動いた
あぁ…掻き出す時に指を曲げたから瑞穂のいい所に当たったのだと分かる
全部掻き出して秘部を拭ってから瑞穂の隣に体を寄せて横になった
トロンとした顔が俺を見つめる
「玄弥…気持ち良かった?」
体を横に向けてすり寄ってくる
胸が腕に当たり柔らかくて気持ちいい
「凄い気持ち良かった…でも…中で出して大丈夫だった?」
「ん…大丈夫…しのぶちゃんに薬もらってるから…」
鬼狩りをした後の高揚した体を沈める為に遊廓に行く隊員がいるのはしっていた
瑞穂も、もしもの時にと胡蝶さんから避妊薬をもらっていたと告白される
頭にガンと軽い衝撃がきた
この体に鬼殺隊員が触れたと?中に精を注いだ奴がいると改めて思うとどうしようもない感情が…体の内側からドロドロと黒い闇が湧いてくる
体を起こし瑞穂の腰に股がり上から赤く充血した痕が至る所に散らばる体を見下ろした
「瑞穂…何人知ってる?兄貴ともした?悲鳴嶼さんともした?」
瑞穂の瞳が悲しく揺れた…でも俺の嫉妬は止まらない
肩から胸に残る大きな傷痕にも他の誰が舌を這わせたのだろうか
俺が修行や任務を一緒にした隊員に深く繋がった奴がいたのかもしれない…
「瑞穂はよく悲鳴嶼さんとの任務が多かった…筋肉の付きかたまで知ってた…瑞穂、悲鳴嶼さんはこの体をどんな風に触った?」
嫉妬にかられ暴走を始めた俺は怒りのままに瑞穂の肩に激しく噛みついた
「きゃあぁ! 玄弥! 痛い!あぁ…」
両方の乳房を鷲掴みにして強く揉みしだく
「してない!実弥とも悲鳴嶼さんともしてない!」
ギリギリと噛んでいると口の中に血の味が広がってくる
「玄弥…ごめんね…こんな汚れた体でごめん…」
血の味と悲痛な瑞穂の声に急に冷静になる
見下ろした先には肩から血を流し涙を流す瑞穂の顔があった