第34章 捨て猫〖宇髄天元〗⚠R18 現パロ?
詳しく話を聞くと、
名前は宇髄天元
お湯は人へ水は猫へと変身できるらしい
「普段は人の姿でいいけど、誰か来る時は絶対猫だからね!!」
「いいのか?普段人間で」
なんでそんなこと聞くんだろう…
人間の方が楽そうなのに
「もしかして猫の方が過ごしやすい?」
「ちげぇ…人の姿気持ち悪がられるからな」
何それ…酷すぎる
無意識に天元を抱きしめていた
「猫に戻る方が禁止だよ!!」
ニコッと微笑むと
嬉し恥ずかしそうな顔が目の前に現れる
「それに天元イケメンだから、毎日その顔見れたら元気でるわー」
ふざけて言うと
「顔目当てか?」
キスができる距離に顔が来る
真っ赤になったひなのをみて
「真っ赤だぜご主人様」
「もぉーからかわないで!!」
何年も彼氏がいなかったから
ドキドキしてしまう
「布団とかどうしよう」
「俺にそんなのいらねぇーよ」
ソファーにゴロンと横になるが
ほぼ体が飛び出している
「一緒にベッドで寝るよ!!」
引っ張って寝室に連れていく
元々彼氏と暮らしていた部屋
ベッドはそこそこ広いのでよかった
「いいのかよ」
「私が飼い主なんだから、私が決めるの!!」
2人で並んで横になる
「やっぱり天元大きいね!新しいベッド買おうかな」
「ベッド…久しぶりだ」
嬉しそうに微笑む
「…ねぇ、天元」
「なんだよ」
「今までどこで暮らしてたの?」
「転々としてた」
化け猫とか怖いだろと悲しそうな顔
家族の顔も知らず、一人で生きてきた天元
美しい猫の姿は沢山の人が惚れ飼って
くれたという。
しかし、人間の姿を見た瞬間
気持ち悪がられるか惚れられ大変な目に
あうばかりで楽しいことがなかったという
「でも俺一人じゃ生きて行けねぇーんだよ」
雨に当たれば猫になり
耳があるせいで働けず
生きるのも人に助けてもらわないと
食べ物も無く生きるのに精一杯