第29章 全ての真実を愛したい〖伊黒小芭内〗⚠R18

伊黒はその瞬間、初めてこの子なら

大丈夫だという気持ちになった


「わがままを言ってもいいか？」

「もちろんです」

「神雛、お前が外してくれ」

「…はい」


包帯にキスを落とし

手を後ろに回す

スっと包帯を解くと

やっと見えた伊黒の顔


「…貴方も本当に美しいです」


伊黒は無心で抱きしめた


「今日は…寝かさないぞ」

「体力には自信があります」


色気もなくガッツポーズをする

神雛に伊黒は、可愛らしいと思ってしまう


「では、続きをするぞ」


手が、下半身に伸びる

くちゅっとなる卑猥な音が

2人の熱を再び戻す


「ぁんっ…」


指を動かしながら

神雛に初めてのキスをする


「んっ…んんっん…ぁんっ」

「気持ちいいか？」

「ぁっ…はいっ…んっ」


もう気持ちが昂り我慢ができない


「伊黒さん入れてください」


真っ赤になりながら想いを伝える


「痛かったら言うんだぞ」


優しい言葉と共に中に入ってくる


「んあっんんっ」


最初はゆっくりと

伊黒の形に馴染むように

出し入れされる


「んっ…ぁんっ…んんっ」

「神雛の中最高だ」


徐々に早くなる腰の動き


「ぁんっ…んっ…伊黒…さんっ…んんっ」


気持ちよさに名前をいっぱい呼んでしまう

二人の交わる音が静かな

部屋に響き渡る


「んっんんっ」


この快楽をどう受け止めていいのか

分からない神雛は思いっきり仲を締める


「そんなに…締めつけるな…」


苦しそうな伊黒


「だって…ぁんっ…気持ちいいので…んんっ」


もう既に限界が近い


「1度、イかせてくれ」

「私も…っんあ…もう…んっ」


腰を抜こうとした伊黒を

阻止するかのように足を絡めた


「神雛！！まずいっ…」


ドロっと中に出された温かい液体


「どくどくと伊黒さんが入ってくるのが分かります」


嬉しそうに微笑む神雛

そんな彼女をガン見してしまう


「……伊黒さんまだ元気ですね」

「！！」


可愛らしい神雛に

心奪われまた元気を取り戻す


「朝まで…抱いてくれるんですよね？」

「もちろんだ」


再び、伊黒の腰が動き出す


「んあっ」