第27章 二人のペースで共に歩もう〖伊黒小芭内〗⚠R18
「ちょっと待ってください!こんな所で私抱かれるんですか!?」
「あ、すまない💦こんな所ではダメだな💦」
いつもは、キリッと他人にズバズバと
言葉を話すのに私と一緒の時は
天然というか抜けているというか
一生懸命なところが本当に可愛い
「ふふふっ」
いきなり笑う私に、驚く伊黒
「カッコ悪くてすまない…」
ぼそっとつぶやく
「伊黒さんはいつでもカッコイイですよ(ニコッ」
「!!」
「私も伊黒さんのことを愛しています」
「本当か…?」
「はいっ」
すると、優しく触れるキスをする
伊黒さんの包帯からは温かさが伝わる
「…帰ったら抱いてくださいね?」
「…もちろんだ」
お互い顔が真っ赤だった
帰って直ぐに、
しのぶさんに体を見てもらい
前田さんに隊服を改めて
作ってもらうことになった
「貴様、神雛に露出の高い物を作ったら容赦しないからな。分かっているな」
私の後ろからネチネチとつぶやく彼を見て
「ヒィっ」
前田さんは怯えていた
まぁ…でも私もちゃんとした隊服
着たいから伊黒さん着いてきてくれて
良かったと安心する
「隊服が完成するまで当分任務には同行できませんね…」
寂しくてつぶやく
「今は体を休めるときだ」
優しく囁く伊黒さん
嬉しくて笑顔になる
すると…
ギュッ
突然繋がれる2人の手
「…伊黒さん」
「神雛」
見つめ合い何かを察したように
2人で屋敷に戻っていった