第16章 君の存在が皆の幸せ〖宇髄天元×嫁3人〗⚠R18
何も無く出ていくと心配かけてしまうので、
簡単なメモを残した。
皆への感謝、家族にしてくれたことのお礼
天元様、まきをさん、須磨さん、雛鶴さん
のことを今でも愛しているという想い。
そして無断で出ていく私を許さなくていい
だから探さないでください。と
大好きだった家に一礼し、
歩き始めた
昔から本当に馬鹿で
家にも入れてもらえなかった
そんな私を拾って愛してくれた天元様
皆にこれ以上甘えてはいけないという気持ちで
一歩一歩歩き進めるのであった。
「どうしようかな〜」
こんな幸せな日々以上に幸せを
探すことができるのだろうか
真っ暗な空の下何も考えずに
歩いていると
「よぉお嬢ちゃん」
「?」
見知らぬ男性が声をかけてきた
「誰ですか?」
「ひっひっひ、こんな夜中に1人かい?」
「はいそうですが」
馬鹿正直なひなのは素直に答える
「馬鹿だな」
その瞬間、複数の男の人が現れ
口元をタオルで塞がれる
「!?」
なんの抵抗も出来ずに気を失ってしまった