第16章 君の存在が皆の幸せ〖宇髄天元×嫁3人〗⚠R18
その夜、疲れている天元様のため
早めに各自部屋に戻っていた
眠れないひなのは綺麗な月夜を見つめ
不意に浮かんださっきの言葉を思い出していた
「…………」
私は皆の優しさに
甘えすぎてる気がする
「私…このままじゃ幸せに埋もれちゃいそう
それに3人の優しさで天元様に愛されるのも申し訳ない…
独り立ちしなきゃ…」
急な不安に襲われ涙が流れる
「このままじゃダメだ…」
私の甘えのせいで、
3人で分け合っていた愛を
1人分時間を増やしてしまい
大切な時間を奪ってしまう
昔の考えとは真逆になっていた、
愛する相手を1人で束縛し奪いたい
ではなく、愛してくれている人達に
幸せになって欲しい
天元様も3人のことも大好きだから
気づくとひなのは、荷物をまとめていた