第5章 光
木ノ葉の顔岩向けて、腕を広げ太陽を浴びる忘れるはずのない姿がそこにあった。
雪華「ナルト!」
サクラ「ナルトじゃない!」
ナルト「サクラちゃん!雪華のねえちゃん!」
木ノ葉の道中を賑わう声が往来する。
火影屋敷へ向いながらここ二年間の話をして自来也、ナルト、サクラ、雪華の四人は楽しそうに歩いていた。
雪華「ご無沙汰しています、自来也様。二年間お疲れ様でした。」
自来也「…偉く育ったのぉ。美人になった…」
雪華「恐れ多いです。」
ナルト「姉ちゃんほんと、めちゃきれーになったってばよ…」
雪華「そうかな、ありがとう」
サクラ「聞いてよナルト!雪華さんたら、イケメンに告白されたにもかかわらず全部振ってるの!」
ナルト「え!?好きな奴いんの!?」
雪華「ん~…いるよ、ずーっと好きな人がね」
その笑顔は無邪気にかわいらしくて、男女問わずに心をわしづかみにさせる。
けれどどこか、寂し気な空気も感じさせた。