第15章 意外な訪問者
念の為薬はしのぶに確認にてもらおうかな
『…ん?義勇?』
冨「(せっかく想いを伝えられると思っていたのに…ブツブツ…)」
『おーい?義勇ー???』
冨「…ッ!な、なんだ」
『いや、なんかボーっとしてたから』
冨「あぁすまない
それにしても上弦の参がくるとはな…」
『気を抜いてはいられないねー
あ、そういえばさっき話の途中で終わったけど何だったっけ?』
冨「…さぁな」
『それ絶対覚えてるでしょ!』
冨「また話す
だから今日はいい」
『えーーー』
冨「ほら、もう今日は休め
俺は戻る」
『はーい
…ありがとうね義勇』
冨「あぁ…」
──…
し「さん おはようございます
よく寝れましたか?」
『しのぶおはよう
それはもうぐっすりと
…朝から頼みたいことあるんだけどいい?』
し「なんでしょう?」
『この薬ちょっと調べてくれる?』
し「…どこでこの薬を?」
『義勇と2人でいる時に1人お見舞いに来てくれてね
それ渡されたんだけど今の状態でその薬使っていいかわかんなくてさ』
し「…わかりました調べてみますね」
『ありがとうね』
この感じだとしのぶ気づいてそうだな
し「いえ、では今日からこちらの薬を飲んでください」
『…苦そうなんだけど?』
し「さんが早くよくなる為に調合した薬です」ニコォ
『えぇ…』
し「ちゃんと飲んでくださいね」ニコォ
『が…頑張ります…』