第8章 柱という名の剣士達
~炭治郎side~
産娘「お館様のお成りです!!!!」
館「よく来たね 私の可愛い剣士たち」
炭「!?」
館「おはよう 皆
今日はとてもいい天気だね
空は青いのかな?
顔ぶれが変わらず半年に1度の柱合会議が迎えられたことを嬉しく思うよ」
傷…?いや病気か?
この人がお館様?
ドゴォッ!!!!! 実弥に抑えられる
速い!!!全く反応できなかった…
この…!!!!
──…!!!!!!
ザッ!!!!
不「お館様におかれましても
ご壮健で何よりです
益々のご多幸を切にお祈り申し上げます」
館「ありがとう実弥」
甘「(私が言いたかった…!!!
お館様にご挨拶…)」
『(先越された…………)』
不「畏れながら 柱合会議の前に
この竈門炭治郎なる 鬼を連れた隊士について
ご説明頂きたく存じますがよろしいでしょうか」
…知性を理性も全くなさそうだったのに
すごいきちんと喋り出したぞ…
館「そうだね
驚かしてすまなかった──…」
──…
不「…切腹するからなんだと言うのか
死にたかったら勝手に死に腐れよ
なんの保証にもなりはしません」
煉「不死川の言う通りです!
人を喰い殺せば取り返しがつかない!
殺された人は戻らない!」
館「確かにそうだね
人を襲わないという保証ができない
証明ができない
ただ…人を襲うということもまた証明ができない」
不「!!」
館「禰豆子が2年以上もの間
人を喰わずにいるという事実があり
禰豆子の為に2人の者の命が懸けられている
これを否定するためには
否定する側もそれ以上のものを差し出さなければならない」
不「…!!!」
煉「むぅ!」
館「…実はねもう1人禰豆子の為に
命を懸けている者がいるんだよ──…」