第2章 誕生日までの一週間
「ねぇ…」
「ん?なに?」
「シロってだれ?」
「えっ!?なっなんで?」
「さっき…寝言でいってたし…。それに…シロぉぉぉって言って起きたじゃない…。だから…。」
「えっと…なんつーか…あー…。」
「もしかして…浮気?…」
「はぁ!?何言ってんだよ!バァーカ。」
「だっ…だって…。」
「心配すんな!告白されたとき俺、いったよな?絶対浮気はしないって。俺は絶対ウソはいわない。知ってるだろ?」
「…うん…信じてるから…」
「おぅ!信じてろ!」
「じゃあさ、シロってだれ?」
「え?…えっと…簡単に言えば昔合った女の人。白い髪だったからシロってよんでたんだ。紫色の瞳の美人な人で…」
オレはハッとした。
また、変な目で見られるんじゃないか…と…。
白い髪で紫色の瞳なんて現実にはいない…。
シロは自分を異世界からきた精霊だと言っていた。
自分の姿をみた人は初めてだとも…。
だから…オレは普通の人に見れないものを見てしまった。それだから化け物だといわれていた。
化け物と言われ続け、心の支えだったシロも消えたから、オレは学校へ行かなくなった。
そんなだったから親は引っ越しを決意して、8才のときこの町にきた。
そして、隣に住んでいたのが渚だった。
その頃からの付き合いで、こいつの性格はよくわかっている。
こいつは…オレを裏切らないと。
「かなめ?」
嫌いに…ならないと。
「かなめってば!!」
「はぃぃぃ!?」
気がつくと渚の顔が目の前にあった。
「なっなんだよ?」
「なんだよ?じゃないでしょ!まったく!」
「わっ悪かったよ。」
「んで?」
「え?」
「だから、それで?シロって人はどんな人なの?美人ってことはわかったから。その続き。」
「あ?…ああ。」
「先に言っとくけどさ。」
「ん?」
「私はあんたの味方だ。だから、隠し事はしないで。」
「えっ?…ああ。わかった。」
オレは確信した。
渚は感づいている。
オレが隠し事をしていることを。
だから決めた。
腹をくくる。
こいつには全て話そう。
「かなめ?」
「ああ。渚。オレは全て話す。だから信じてくれよ。」
全て、全て話そう。
シロのことから
約束まで全て。
「うん!」