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【刀剣乱舞 R18】クロユリを食む

第4章 『約束』は頷くべからず


「お迎えにあがりました!!」

スパーンと障子扉をあけて姿を表したのはピンクの髪をした男の子。

確か、燭台切様が名前を言っていた。

「あっ…、えっとー。乱くん?」

「違いますよ。僕は秋田藤四郎です」

人懐っこい笑顔が印象的だ。


「とーしろうくん?」


「この本丸に藤四郎はたくさん居りますので『秋田』と呼んで下さい」

ペコリと頭を下げる、礼儀正しい男の子。

「…秋田、くん」

「はい!!よろくお願いします。乱兄さんは出陣になりましたので代理で来ました」

「しゅつ…じん?」

しゅつじんって、出陣?
大河ドラマとかでよく聞く、あの出陣?

「なので、代わりに僕が本丸を案内しますね!!行きましょう!!」


さぁ、立って立って!!と促す秋田くんに手を取られ、部屋から足を踏み出した。




「お名前を伺ってもよろしいですか?」

「審神者様より、彩と」

「彩様ですね!!」





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