第1章 爆豪勝己 はじめての…
そしてふたりともお風呂を済ませて、いまはふたりで借りてきたDVDを鑑賞している。
「おいクソ女」
「おい」
「無視すんなやクソ女」
『クソ女、じゃなくてゆずきでしょ』
「めんどくせぇ、、、」
その後も沈黙が流れる。
「はぁ、、ったく。、、、、ゆずき」
『なーに?かっちゃん♡』
「、、こっち来い」
『お膝の上乗せてくれるの?やった!』
そう言いながらかっちゃんの中にすっぽりと収まる形で、かっちゃんの太ももに座る。
『かっちゃんあったかいね』
「うるせェちゃんと映画見ろ」
『はあい』
なんて言いながら、ちょっとだけいい気分になった私はかっちゃんの首に腕を回す。
「、、、オイ映画、、」
かっちゃんを無視してほっぺにちゅーもしちゃう。
「オイ、、、」
そして何回もほっぺにちゅーを繰り返してたら
―――ドサッ
『えっ、、、かっちゃ』
名前を呼ぶ暇もなくキスをされる。
『ん、ふ、、かっちゃ、ん』
「誘ってんのか、、、?」
『え、、?』
「そんなエロい顔で、エロい声で、我慢してるこっちの気も知らずに何回もチュッチュしてきやがって、、、誘ってんのかって言ってんだ」
(かっちゃん、、、わたしに欲情、してる、、、?)
「バカ冗談に決まってんだろ、お前に限ってそんなこと…」
『そうだよ…』
「は?」
『かっちゃんと今日えっちするのかなって、ずっと期待、、、してた』
少しの沈黙と、かっちゃんの唾を飲む音。
「…お前は俺でいいんかよ」
『うん、、、かっちゃんがいい』
かっちゃんにお姫様抱っこされるや否や、
ふたりでベッドにもつれ込んだ。