第5章 【誕生記念】Sugar HONEY-金平糖の罠- / ◆
────ぷつっ
その時、俺の頭の中で、
線が一本ブチ切れた音がした。
オ マ エ ノ カ ワ イ サ
イ ジ ョ ウ ダ ロ ?
────じゅぷんっっ!!
「……っぁあぁぁぁぁ!」
「っく……!」
びゅくっ……!
俺は後ろから一気に美依の最奥まで貫き、一回精を吐き出した。
もう我慢出来ない。
腰が疼いて疼いて……
もっと貫きたい、もっと注ぎたい。
その躰…俺色に染めたい。
それは一種の支配欲なのか。
こんな、蔵の中で……
『欲しい』気持ちが止まらない。
「あ…っな、か……!」
「熱いの、欲しいんだろ…?」
「…っ、また、大きく……!」
「いっぱい中擦って、奥を突き上げてやるからな?」
俺は舌なめずりをし、唇に弧を描き。
そして、美依の躰をがっちり掴んで……
そのまま、一気に加速して律動を開始させた。
「ぁんっ、ぁっあっ…ま、ってぇ……っ!」
ぱんっぱんっ…ぐちゅっぬぷっ……!
屹立した雄で攻め立てると、淫靡な水音が蔵中に響く。
それに美依の喘ぎ声が混ざって…
耳をえぐられ、聴覚が犯されていくようだ。
素早く抽挿して内部を擦り上げれば、中がぎゅうぎゅう締め上げてきて、またさらに吐精を促される。
どんどん気持ちは高揚し……
俺は初めて味わう至極の空間に酔い、ひたすらに腰を振り続けた。
「やっ…はげしっ、ぁっぁあんっ…!」
「はぁっ…イイ、イイ……っ」
「ま、ってぇ…っそんな、したらぁぁ!」
「待てない、そんなしたら…また気をやるか?」
先程出した白濁と蜜が混じり、律動するたびにじゅぶじゅぶと中から泡状になって押し出されているのが解る。
それが、さらに滑りを良くするから。
狭い空間を押し広げて、滑らかに動く感覚が堪らない。
汗ばんだ白い肌が赤くなっているのも解り…
その受け入れる小さな躰が、ひたすらに愛しくて。
(もっと…お前を感じたい)
全身でお前を欲してる。
声も躰も、熱い蜜も───………
余すところなく愛したいと。
染みつかせて消えないように、
たっぷり、お前に俺を覚えさせるのだ。