第5章 【誕生記念】Sugar HONEY-金平糖の罠- / ◆
だが、美依は首を横に振り…
俺の胸元に、すがり付くように手を当てる。
そして、熱っぽく俺を見つめながら、自分の気持ちを打ち明けてくれた。
「私も、秀吉さんが好きだよ…!」
「美依……」
「誕生日の贈り物に、私をあげる。嫌なわけないよ、秀吉さんとそうなれるなら、私っ……」
「……っ」
「私、大丈夫、だから…っ」
(手法は認められたもんじゃない、
でも…ありがとな、政宗、光秀)
なんて誕生日だ。
こんな風に閉じ込められ、事を強制され。
その上、媚薬まで謀られた。
それでも───………
美依の気持ちが聞けたから。
今はそれで、良しとしてやる。
その代わり、後でたっぷり問いただすが。
とりあえず今は…
美依の熱を癒してやろう。
「ありがとな。ほら…美依、鎮めてやるから」
「…っ、うん……」
「いい子に身を任せてろよ?」
「あっ……」
そうして、褥に身体を押し倒せば、美依は焦がれたような声を上げる。
俺は愛しい女に指を這わせながら……
身に燻る熱に、己も身を任せた。
それが、政宗と光秀の目論んだ通りだとしても。
いざ、そうなってしまえば───………
もう美依しか見えなくなって、焦がれる想いが溢れていったのだった。
*****
『秀吉さん、お誕生日おめでとう』
媚薬に浮かされていたとしても、合間に美依はそう可愛く伝えてきた。
俺はありがとうの代わりに、口づけを落とす。
美依と想いが通じ合って、初めて暴いた美依の躰は……
柔らかく、そして熱くて、俺をすぐさま虜にした。
隅々まで、余すところなく愛していけば、美依は可愛く声を上げて。
そして媚薬がそれに拍車をかけて……
美依を淫らに華咲かせていく。
「ぁんっ…ぁっ、ぁっぁあっ……!」
じゅっ…ちゅっ、ぴちゃっ……
美依の脚を広げさせ、その中心に舌を這わせる。
すぐさま敏感に膨れたその蜜華を……
甘噛みしたり、軽く啜ったりして愛撫していく。
さすれば、美依は身をくねらせ…
甘やかで濡れた声を響かせた。