第2章 世界で一番お姫様 / ◆
「ああ…綺麗だし、可愛い」
「…っあんまり、見たらやだっ……」
「なんで…可愛いぞ?桃色で、いい匂いするし」
「は、恥ずかしい、からっ……」
美依が今度は手で顔を覆う。
言っておくが…それも駄目だぞ?
お前の可愛い顔が見れないからな。
(でも…恥ずかしがってる姿も、イイ)
結局はどの姿も、全部可愛い。
笑っていても、恥ずかしがってても。
こうして…いやらしく乱れる姿も。
────俺だけの、たった一人のお姫様
「美依……」
「………っっ!」
俺が下半身をその曝け出された蜜部に擦り付けると、美依はビクンと肌を震わせた。
長着の中に鎮座している俺の昂りは、もう限界を超えそうになっている。
それはもう前を押し上げていて……
少し前をはだけさせると、中から勢いよく飛び出してきた。
(ああ…もう、まずい)
濡れて勃ち上がる、滾った欲望。
まるで解放してくれ、とでも言うように。
びくびく震えて、またとろり…と露を零した。
もう、我慢は出来ない。
愛したいから。
美依が、死ぬほど満足するまで。
「ほら…顔見せろ。顔を見ながら…お前の中に入りたい。思いっきり愛されたいんだろ……?」
そのまま、先を濡れた美依の蜜口に当てがう。
今にも飲み込みそうに蠢く入口。
ああ、欲しがっているなぁと……
それが解って、嬉しくなった。
すると、美依は顔から手をゆっくり退かし、俺を見つめてきて。
兎みたいに真っ赤な目。
それでも期待しているのが丸わかりだ。
「欲しいんだろ、美依?」
「秀吉、さんっ……」
「なら、強請れ。お姫様なんだから…我儘になっていいんだ」
まるで、煽るように焚きつける。
『おねだり』を聞きたいなんて、美依にはやっぱり無理だろうか?
でも、美依は脚の近くにある俺の手をぎゅっと握り。
まるで泣きそうな声で……
俺に懇願するように、濡れた『おねだり』を口にした。
「秀吉さんの、熱いので…美依を満足させて。早くひとつになりたい、お願いだから…美依をもっと、愛して………」