「新テニ×ダン戦」理想のペア、LBXバトルでダブルス!?
第1章 理想のペア、LBXバトルでダブルス!?
「木手とはサーキットトレーニング以外で一緒に行動ってねえよな」
「自主練でたまに打ち合うくらいですかね」
「あ、いや、オレの質問の仕方が悪かった。丸井くんと木手くんはプレー中、いつも動きが一緒?」
「バンくんの質問の意味、そっちか。うん……、あ!」
今のバンの言葉で丸井はヒントを得ます。
「!」
木手も分かったようです。
「彼らは気付いたな」
と、ジンが言ったあと、ヒロとアラタの順に口が開きます。
「そのようですね」
「もう気付いたか」
丸井は木手の操るアキレス・ディードと合わせてペルセウスの操作をやめ、じっと待ちます。
「そうだ、木手の動きっていうか、アキレス・ディードと同じ動きで攻撃っておかしかったよな。オレはここでチャンスを待つことにするぜ」
「あなたがそれで動かないなら、ワタシが先にオーディーンをバトルオフさせてしまいますよ」
「まあ待てって、木手。お前1人で今回バトルしてるわけじゃないんだから」
「!」
丸井の言葉を聞き、木手はそうだ、これはダブルスだとピンときたようです。彼もオーディーンにむやみに突っ込むことをやめ、操作を一時停止します。
「丸井くんたちが来ないなら、オレが必殺ファンクションを先に決めちゃうよ。アタックファンクション、グングニル!」
「これを待ってたぜ。ワンダーキャッスル!」
オーディーンの必殺ファンクションをペルセウスで何と防いでしまった丸井です。
「丸井さんが幻のLBX操作を出来てしまった」
と、ヒロは言っていましたが、瞳はキラキラ輝いています。
「キテレツ」
「言われなくても。大ハブ!」
木手は高速でLBX操作し、アキレス・ディードを縮地法直進させ、必殺ファンクションを決めようとしていました。
本当のアキレス・ディードの必殺ファンクションの名前は「ダークシューター」ですが、それを木手がアレンジし、必殺ファンクションを使います。
「縮地法に大ハブだって!? 木手くん、幻のLBX操作が出来てしまった」
と、アラタが言っていましたが、瞳はキラキラ輝いています。