第13章 緑からの指令
「他って誰が……」
おついちがそう言いかけたとき
「お腹すいたー!」
今最もと一緒におつかいに行ってくれそうな適任者が
空腹を訴えながらリビングにやってきた
「ほら。いたじゃん。適任者」
「弟者くん!ナイスタイミングだ!ってか家にいたのね!!」
「え。おついちさんひどくない??俺、朝からずっと仕事してたんだけど?」
なるほど、それで朝から見かけなかったのか
とは一人でうなずいた
「あれ?そうだったの??ごめーん」
両手を顔の前に出して
下をペロッとだした
てへぺろ
という効果音が聞こえてきたような気がした
「まぁいいや。で?俺がなんだって?」
「ちゃんと一緒に買い物に行ってほしいんだ。メモは彼女にわたしたから」
「あー。いいよ?じゃあ行こうか。ちゃん」
「あ。はい。」
先ほどおついちに渡されたメモをぎゅっと握りしめ、は
弟者と一緒に家を出た