• テキストサイズ

My Sweet Home

第13章 緑からの指令



「ちゃん!」
いつになく真面目な表情でおついちが名を呼ぶ
「ハ、ハイ!」
「君に頼みたいことがある……これは重大なmissionだ」
異様にいい発音でおついちがそういう

ゴクリ。と彼女は生唾を飲む

少し、間が開いた後に
おついちが口を開く

「…………おつかいに行ってくれ」

「……はい?」
彼の話を聞くと、つい先ほど買い物に行ったらしいのだが、ケチャップだけ買い忘れてしまったようだ

「お昼ご飯はチキンライス……。よって……ケチャップがないと……」
「……ないと…?」

少し間があいてから
「大変なことになる」
緑色の髪をした彼はいたって真面目に
に話をしていた


「語彙力なさすぎだろ」
仕事をしながら聞いていたのか、兄者が思わずツッコミを入れる

「じゃあ、兄者が行ってきてよー。もう食材を炒めはじめてるから私はいけないんだよ。昼間だけど、ちゃん一人で行かせるわけにもいかないし」

「悪いが俺は今大事な仕事中だ。他を当たりな」

/ 67ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp