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My Sweet Home
第11章 子守唄
「私……お父さんとお母さんを助けられなくて……」
弟者の胸元で泣きながら
彼女はそう言った
「ちゃんのせいじゃないよ」
彼女の頭を撫でながら
優しく、少しづつ話を聞いていく
幼い彼女に起きた出来事は
余りにも残酷で
その小さな掌で受け止めることなんて
到底できないはずなのに
それでも彼女は
両親を助けることができなかったと
自分のことよりも両親のことを1番に思い
苦しんでいた
どうして彼女なのか
どうしたら彼女を救えるのか
考えてみたが弟者には到底解決策が浮かばなかった
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