「新テニ」理想のペア、2組のペアたちとドリンクジ対決!!
第1章 理想のペア、2組のペアたちとドリンクジ対決!!
「やはりですか……」
木手は片手を顔に当て、ため息をついていました。
「やべ、青学の乾のペットボトルでみんなの分、飲み物をついじまってた」
丸井は真っ青な表情になります。
「あなた、それ2本目ですよね。1本目は大丈夫だったのですか?」
「ああ、今見る。うん、1本目のは大丈夫のやつだろい」
「あなた、1本目のペットボトルでついだカップがどれだか分かりますか?」
「ああ、分かる、分かる……って、分からねえ。順番適当に飲み物をついじまったから」
「はあ……」
木手は仕方がないと再びため息をつき、このあと、どうするか丸井と話し合うことにしました。
「これ、みんなに出せないよな」
「オレの方は大丈夫ですが、問題はあなたがついだ方の多くのカップですよね」
「これ、もったいないけど、みんなあけるか」
「オレもそれに賛成します。みんなにはオレの方から説明しましょう」
「わりぃな、キテレツ……」
「あとで、あなたにはオレの練習を付き合っていただきましょうか」
「えー、こんな暑い日にー? ふっ、冗談だよ、木手が満足するまで練習付き合ってやんよ」
「ふん」