第1章 結成!GalaxyAngels
翌日、艦の前で全体ミーティングが行われた。この準備期間中、作業開始前に必ず隊員全員で行われている。
「各ブロックの作業状況と本日の作業内容をお願いします」
ここでも仕切っているのはロブだ。各ブロックのリーダーが次々と報告していく。一通り終わるとロブがスコットにマイクを渡した。
「隊長、お願いします」
昨夜のスコットの一言があるため全員に緊張が走った。
「全員揃ってるので新たな艦内人事を発表する」
予定にない話しに一同ざわついた。
「ロビンソン・藤原航海士長を副艦長とする
俺が居ない場合は艦長代理として艦を運航しろ」
一番驚いているのが、当の本人ロブだった。
「じ、自分が副艦長っすか!?」
スコットは更に続ける。
「ロブが副艦長になったので、ブリッジのリーダーはメル・ウィンストン通信士にやってもらう」
「私が!?」
メルも突然の指名で驚きの声をあげた。
「後、作業には十分注意してくれよ、以上だ」
スコットは話し終わるとロブにマイクを任せた。
「え~…と、あっ、司令部のスミス司令からお話しがあります」
ロブに代わりエリカ・スミス司令がマイクを握った。
「本部からの通達です
来週より本隊の活動を開始致します
それに伴い、本隊の名称が『GalaxyAngels』と決まりました
司令部は出来る限り皆さんのサポートをしていきますので、改めて宜しくお願いします」
スミス司令が話し終わると、スコットがマイクを握った。
「今日から俺達はGalaxyAngelsだ!」
ここに銀河連邦所属 第44レスキュー隊『GalaxyAngels』が誕生した。