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GalaxyAngels

第8章 ローズとエリザベス


スコットは艦長室の掃除を終えると、マザーコンピュータ室へ向かった。
「…何してる?」
室内ではエリスとローズが追いかけっこしてる様に見えた。
「あっ艦長!
私も部屋の掃除をしようとおもったのですが、ローズが私を追いかけてきて…」
スコットはすぐにローズを抱き上げた。
「お前は何がしたいんだ?」
「みゃ~」
ローズは一鳴きするだけだった。

「エリー、サボってる奴はいなかったか?」
「大丈夫デス
ミナサン、艦長ガ怖イ様デスネ」
「…一言多いぞ」
スコットは苦笑いで頭を掻いた。
「エリス、そろそろ巡回するか…」
「ところで、何で私が?」
エリスは首を傾げた。
「エリスはエリーを通してみんなの顔を知っているだろうが、みんなには新顔だ
これだけ美人だから間違える事はなかろうが、一通り顔を合わせておかないとな」
「なるほど、それで私が回るんですね」
エリスは納得したようだ。
「みゃ~」
「分かったよ、お前もちゃんと見て回れよ」
ローズはスコットの腕から足元に飛び降りた。

スコットはエリスとローズを連れてブリッジから順に見て回る。判定はエリスに任せてスコットは腕組みしながら見てるだけだが、クルー達はスコットの顔色が気になって仕方ない。
「みゃ~」
時折、ローズが鳴いて場を和ませる。
艦内を一通り見て回ると艦長室に戻り、一応エリスに確認する。
「どうだった?」
「はい、どこも綺麗に掃除されてると思います」
スコットは首を横に振った。
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