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俺の異世界奮闘記

第7章 魔法使いシャルル


(ガブリ)エルは俺達と別れ、スカーレットの家に入って行った。

「エルは騎士団員だったのか?」
俺はディアスに確かめる。
「あぁ、ガブリエルは騎士としては優秀だったが、あの性格だからな
騎士団にいるのは窮屈だったんだろう」
確かに騎士団員がオカマじゃ洒落にならないな。
「エルはね、次期団長だったのよ
でも、アニキに譲って辞めちゃったの…」
「…余計な事を言うな
ガブリエルが俺に押し付けて、勝手に辞めたんだ」
ディアスが動揺している。

ディアスが団長と言うのは、どう見ても若すぎると思っていたが、(ガブリ)エルが推したんだろう。
あんな格好してるけど、結構なオッサンだからな。
「まぁ、用事は済んだし騎士団へ行こうか」
俺達はスカーレット家を後にした。


剣の訓練ではディアスの一方的な攻撃を受けるだけだ。
「少しは手加減しやがれ!」
「それでは訓練にならん!」
ディアスはいつもヘラヘラ笑ってるだけなのに剣を持つと人が変わる。
「俺の剣を受けてるだけで訓練にはなる
反撃するくらいになれば一人前だ」
なんて事を吐かしやがる。

一方、ティアナの方を見ると訓練とは名ばかりで団員達にちやほやされていた。
団長の妹だから仕方ないと言えば仕方ないか…。
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