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俺の異世界奮闘記

第6章 銀に釣られて…


蛇が口を開けると2mくらいある。
「こりゃあ、一飲みにされるな」
横に躱し切り付けるが、硬い鱗に跳ね返された。
「ちっ…こんな奴どうすんだよ!?」
『柔らかい所を狙え』
暁丸がアドバイスをくれたが…。
「どわぁ~っ!
どこが柔らかいのか分かんねぇよ!」
攻撃を躱すのがやっただ。
『小僧、少しは頭を使え』
「ふざけんな!
こんな状況じゃ無理だろ!」
蛇の素早い攻撃を右に左に躱してはいるが、攻撃する隙がない。
『蛇は腹が柔らかいんだ
潜り込めばいいだろ』
「だから!そんな隙がないんだよ!」
蛇は前後に動きながらの攻撃だ。
引いた時に腹が見えるが潜り込む前に攻撃してくる。
(こんな奴に手こずってる暇はないんだけどな…)
「あっ!柔らかい所、あるじゃん」
俺はフッと気付いた。
蛇が大口を開けて迫って来る。
「そこだ!」
寸前で躱し、口を閉じた瞬間に目を剣で突き刺した。

ギャーッ!

悲鳴の様な鳴き声をあげ頭を大きく引いた。
「チャンス到来!」
がら空きの腹に剣を突き刺し、一気に喉元まで切り裂いた。

何とか倒したが、後二つの頭がある。
一つは(ガブリ)エルと戦っている。
「…ティアナは!?」
最後の頭を追い掛ける。
鱗に切り付けて注意を引こうとしたが、傷も付かずまるっきり無視された。
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