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俺の異世界奮闘記

第4章 何で俺が…


「そういえば、暁丸で何かしたんすか?」
ローズからまだ暁丸を返してもらってない。
「何もしてないよ
ただ、もう少し貸りとくよ」
フライパンを片手にしたローズは、正に有無を言わせない圧力。
「何で…」
ローズがギロッと睨んだ。
「はい…いいです…」
これぞパワハラ、絶対ブラックバイトだ。

その日も店は客が引っ切り無しだ。
「おっ!猫坊主、何だこの黄色いソースは!?」
「何これ?まったりして美味しい♪」
(マヨネーズは無敵か?)
まぁ、みんな初めて食べるんだから驚くのは当たり前か…。

ローズはマヨネーズに香辛料を加えて、白身魚の揚げ物に掛けた料理を出していた。
一回食べただけでマヨネーズに合う料理を作るとは流石だ。
「お待たせしました!
揚げ魚のマヨネーズソースです」
「猫の兄ちゃん!こっちにもそれくれ!」
「はい!少々お待ちを!」
目が回る忙しさだ。

「ありがとうございました!」
最後の客を送り出して今日も無事閉店だ。
「小僧、マヨネーズというのは大したソースだな
明日はマヨネーズを大量に作れよ」
「俺がっすか!?」
「安心しな
ティアナとディアスを助手に付けてやるよ」
ローズに掛かれば、騎士のディアスでさえ逆らえないのか…。
「は~い…」

ガンッ!

「いってぇなぁ!」
「間の抜けた返事すんじゃないよ!」
何で俺がこんな目に…。
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