HUNTER × HUNTERに無理やり転生してみた
第3章 さぁいざ!出発だ!
「レイ…!!お宝沢山持って帰ってお洋服買おうよ!和服着たい!」
「確かに…この服も、もうボロボロだしね。私も和服がいいなぁ…。」
「リルもレイも和服がいいのかい?それならあたしらが見繕ってやるよ!ね、パクノダ」
「そうね、その点は任せなさい。怪我はしないと思うけど、特にリル!レイを余り困らせないようにね?」
「え〜…」
これから殺戮に向かうというのに、朗らかに話をする女性陣を遠巻きに見ながら男性陣も話をしていた。
「おいフェイ、ちゃんとリルを見張ってろよ?彼奴夢中になると方向とかあんま考えねぇからよ…」
「わかてるね。心配無駄よそんなやわな鍛え方してないよ。」
「レイの事も大丈夫だと思うけど、ちゃんと見ててくれよ?」
「レイとリルは昔から2人で組ませているが、本当に正反対の性格をしている。出会った時も不思議だったが惹かれるものがあるんだろう。レイはリルをリルはレイを、お互いにわかる距離感で信頼してる所があるからな」
「よし、じゃぁそろそろ行くよ。作戦は道中で説明するよ。」
乗り込むまであと少し
アムルー美術館に予定より早く着いた団員達。
「そうだ、折角だしリルとレイ中見てきたら?偽物があったりしたら面倒だし見取り図送ってくれない?」
「あ!それいいねぇ♪取りたいの下見に行ける!レイ、行こうよ♪」
「えー…しょうがないなぁ、リルが迷子にならないように見てるね。報告は私が送るよ師匠。」
「ん、任せた。」
「ほらアンタ達、そんなボロ服じゃ目立つだろ。適当に取ってきたからこれでも着ていきな。」
マチが渡してきたのは色違いのパーティドレスだった。
「マチ姉なんでドレス?」
「美術館の近くで主催者が披露宴をやってる。その中の一人の子供だと思わさせ暇を潰しに来たと言えば、怪しまれずに入れるし顔も覚えられないだろ?」
「成程〜…。貴族かぁ…レイの師匠も来てたりしてね♪ヒヒヒ♪僕は赤〜!」
「ゲッ…。勘弁してよあの人スパルタなんだから会いたくないよ。それにそういうこと言うとフラグになるからやめてよぉ。じゃぁ私水色。」
喋りながら着替えて。肩掛けショルダーに携帯を入れて美術館に向かう。