HUNTER × HUNTERに無理やり転生してみた
第3章 さぁいざ!出発だ!
~アムルー美術館受付前~
「ですから…この時間はお子様だけでは館内は見せられないのですよ…。だれか大人の方といらっしゃらないと…。」
「そんなー!ここにいろっていわれたのにー!」
「怒られちゃうよぉ…グスッ…」
「困りましまねぇ…。誰か家族の方は近くに居ないの?お名前は?」
2人は夜に来た上に幼いという理由で中に入れてもらえずにいた。名前を言うか迷っていると…長身のスーツの男が話しかけて2人の肩に触れた。
「あ、ここに居たんだね。探したよ。2人共兄さんから離れたらダメと父さんにいわれただろ?」
そう言って現れたのは、同い年のイルミ=ゾルディックレイの師匠だ。
「イル兄さま!ごめんなさい…あんまりお外が珍しくて…」
「兄様…ごめんなさい。私もはしゃいじゃった…。」
「いいよ。2人とも謝れていい子だね。もう俺から離れたらダメだよ?と、言うわけで入れてくれるよね?妹達なんだ。」
「ゾルディック家の方でしたか!こ、これは失礼致しました!!!!!!!どうぞ好きなだけご閲覧下さい!」
無事館内に入ることが出来た2人は人気のない所に行くと後ろにいたイルミを見た。
「イルミ様〜♪奇遇だね〜♪」
「なんで師匠が此処に…。でも助かりました、まさか子供は中に入れないとは予想してなかったので。」
「仕事なんだ。父さんも来てるよ。君たちの後ろに」
『ー!?!?』
「初めまして…だな。」
重厚な低い声が背後から聞こえた。全く気配なんて感じられず驚いて2人は振り返った。
「俺はシルバと言う。君たちの仕事をしながらで構わない。ここで会ったのも、何かの縁だと思って手伝って欲しいことがあるんだ。」
腕はたつんだろ?と微笑まれれば
「この奥に男女のペアでしか入れないルームがあるんだ。ドレスアップもしてるし、君達なら僕らと歩いてても違和感ないだろうしね?」
「僕はいいよー見て印つけて回るだけだし!」
「お、お願いします。一時間ほどで終わるなら構わないそうです。」
「問題ない。感謝する。」
「じゃぁエスコートするよ。先ずは館内を見て周るんだよね?」