第4章 送られオオカミ【R18】《義勇》
脱がせたワイシャツを畳の上に落とすと
ついばむ様に口付けを落とされた。
後ろ向きにされて
そのまま富岡の懐に背中を押し付ける様に座らされ後ろからきつく抱きしめられる。
ダイレクトな人肌の感触に気恥ずかしくて身動ぎするが、抱きしめられているせいで動けない。
富岡の早い鼓動がドクドクと背中に響いてくる感覚に眩暈すら覚える。
「桜田…良い匂いがする」
うなじに鼻を擦り付けられて吐息がかかり、脳がじんわりと痺れる。
「んん…」
熱い舌が首筋を登り、耳たぶを唇で挟まれて身体がビクビクと震えた。
ぬるりと耳の淵をなぞるように舌が這い回る。
「ぁっ…は、ぁ…くすぐった、い…」
富岡の舌が耳の輪郭を丁寧になぞる度に、くちゅくちゅと水音が頭蓋骨に響き渡り、みさは身を捩らせる。
耳への刺激に気をとられている隙に
富岡の指が、下着の隙間から入り混んでみさはビクリと身体を強張らせた。
「…ぁっ!」
潤いの残る秘部を、指がぬるりと動き
蜜の溢れ出る蜜壺の中へと入り込んだ。
「富岡さ…っ!ん…まだ、駄目…っ」
「…だろうな…桜田のここ、まだ中がひくひくしてる」
指が指の付け根まで入り込むと、
中の壁を擦りながらゆっくりと入口近くまでその指を引き抜く。
「んんん…っ!」
微かに他の場所よりざらりとしたそこを指の腹で擦り付けられれば、身体の芯が熱くなる。
「…ここ、気持ちいい?」
耳元で息を吐くように囁かれて、みさはぶるりと身体を震わせた。
「んん…や、ぁ…」
富岡が指を動かす度にくちゅくちゅと水音が鳴り響く。
既に頭はじんじんと痺れて働かない。
快感の海に静められる様な感覚に恐怖を感じて身を捩るが、後ろから抱きしめられているせいで逃げ場が無い。
「あっ…富岡さ、ん…嫌だ、苦し…っ」
動かされる指を静止させようと富岡の手の甲に手を重ねても、力で勝てる訳も無く。
「ふ、あぁっ…!」
更に指を2本に増やされて蜜壺をかき回される。
いやいやと首を降って、耳元に有る富岡の顔を精一杯睨み付けた。
「んんん…や、だって言ってるの、に…っ」
濡れた睫毛に付いた滴を舐め取られて
楽しそうな富岡と目が合う。
「…そんな顔して、それ…逆効果だから」