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星の砂✩【銀魂】

第4章 知り合いは多いと得をする


「沖田隊長ォオ!
今日も一際輝きに満ちております!!その凛々しい姿はまさに男の中の男!自分一生ついていくッス!」

「朝からテンションうぜぇ…
わかったからそのままUターンして帰れ」

「いえっさーメモしときます!!」

「メモはいいから帰れ、じゃねーと刺すよ?」

「どうぞ刺してください!
隊長に刺されるなら本望です!!!」

グサッと音がしてお尻に刀が刺さった神山さんを呆れながら見ていると沖田隊長は山崎さんとは逆の私の隣に座った

『沖田隊長、今日はオフなんですか?』

「まぁねィ…久々にバカ共の相手しなくて済むと思うと気が楽でさァ」

『誰がバカですか!!』

「んなことより聞いたぜ大石、お前今朝も寝坊したんだって?」

『フッ残念でしたね沖田隊長、今朝はちゃんと5時に起きましたよ』

「あれェでも土方さんには怒られてたよなァ?」

『な、何故それを!!まさか副長!?』

沖田隊長には絶対に言わないでって言ったのに!

くそぅ副長め…今度マヨネーズに嫌がらせしてやるっ!

そんなことを考えていると突然沖田隊長が私の髪に触れた

「ばーか」

『!?ばッ』

「寝癖でバレバレなんでィ」

悪戯な笑みを浮かべ私のぴょんっと跳ねた髪を触る隊長に一気に顔が熱くなるのを感じた

さ、最悪だああ!よりにもよって沖田隊長に寝癖を見られるなんてッ!

むかつくというより、恥ずかしい!!

沖田隊長のことだ、これは当分ネタにするに違いない

「相変わらず女らしさの欠片もねーな」

ああっさっそく言われた!!

『よ、余計なお世話です!!』

吐き捨てるように言って残りのおかずを全て口に含み席を立った

『ご馳走さまでした!』

「オイプリン食べねーのかィ」

『…』

沖田隊長の言葉に食堂を出ようと歩く足を止め 席に戻りプリンを取った

プリンに罪はないからね、うん!

『み、見回り行ってきます…!』

それだけ言って小走りで食堂を後にした


「…見たか山崎ィ」

「?」




「女らしいとこあった」




全く今日はツイてなああい!!!
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