第1章 No.1
まあ、そんなのがきっかけで、新開の事好きになったな。
あれから二年。
初めて一緒のクラスになってしまった。
あの衝撃的な出会いから何かあったか?
って言われたら、
実は何もなくて、廊下ですれ違ったら
会釈する程度。
尽八も部活が忙しくなって、
自主練とかもするようになったから、
彼ともあまり会ってない。
今更新開と同じクラスになっても、
逆に決まずいというか、何喋ればいいんだか…。
それに彼の周りにはいつでも新開ガールズがいるから、
話しかけるのなんて絶対無理だし…。
あと所詮私は「女の子D」
そんなめちゃくちゃエキストラみたいな子は
王子様と結ばれない運命だし、話しかけてもいけないの。
だってシンデレラであの王子様に、
村人みたいな人が話しかけてるシーンある?
ないでしょ。
そんなこんなで、
今は委員会をみんなで決めてる最中。
なんでもいいし、どうでもいい。
新開と同じ委員会だったら…。
ってちょっとだけ思ったけど、そんなのきっと
無理だろうな。
学級委員「はーい!委員会決めますよー!」
ザワつく教室。
委員会なんて誰もやりたくないよね。
案の定、誰も何も立候補しないから、
くじ引きで決めることになってしまった。
「放送委員」
「風紀委員」
「体育委員」
ってどんどん決まっていく中、
「図書委員」
のくじ引きになった…。
学級委員「図書委員の男子は…新開隼人。新開よろしくね。」
更にザワつく教室。
女の子たちがみんなお祈りしはじめたよ。
『当たりますように』って。
学級委員「女子は…。と新開ね。」
はい?