第4章 No.4
新開と当番が一緒になってから、
本当に良く話すようになった。
あんなに遠い存在だった彼だったけど、
案外話が合う人なんだ、って思って。
それと、こんなにも冴えない私と
普通に喋ってくれるのが凄くうれしかった。
学校に行くのが楽しくなってきた。
それもいいことだな。
東堂「おはよう、」
「あ、尽八おはよう。」
東堂「む?最近ご機嫌に見えるのだが、何かあったのか?」
「え、そう見えるかな…」
東堂「ワッハッハー!何年の仲だと思っているのだ?俺には丸わかりだ。」
「な、なに…を…。」
尽八がぐんっと近づいてきて、ニヤけながら言った。
東堂「今日のお弁当の中…好物が入っているのだな?」
こいつはバカなのか。
けど分かる。私も付き合い長いから。
このあと多分、本当のこと言ってくる。
東堂「…とういうのはうそだ。ワッハッハー!」
ほらね。
「ワッハッハー!じゃないよ、もう。」
東堂「すまない。…新開だろ?」
さすが尽八。
勘が鋭いんだよね、いつも。
新開のことは尽八に言ったことはないけど、恐らく初めて私と新開があった日から、彼は気づいてる。
ゆっくりと頷いた。
東堂「まぁ、そんなことかとは思っていたがな!よかったなあいつと同じクラスで同じ委員になれて!それと、俺と幼馴染でいれて!感謝しろ!この!山神に!」
両腕を広げる尽八。
邪魔くさいなーもう。
「ありがとーやまがみさまー」
東堂「気持ちがこもっていない!!!!」
私と尽八がわちゃわちゃしていたら、
後ろから自転車の音がしてきた。
ーシャーーーーーー
新開「おはよう、ちゃん、尽八。」
パワーバーを口に咥えながら現れたのは新開だった。
東堂「おはよう新開!」
「おはよう」
新開「あれ、おめさんそいえば自転車は?今日は歩きなのか?」
東堂「どうも俺の自転車調子が悪くてなー、今日は歩きだ。」
新開「そうだったのか!それで次の大会なんだけどーーー」
やっぱこの二人が話してると華がある。
こんなお花畑のなかに私はいていいの?
っていうくらい申し訳なくなる。
そんなキラキラしている二人を私は眺めていた。