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*ご主人様と一緒*【R18】

第1章 新たな遊び




「…ご主人様…っ…」

2人の姿を見ながら、俺は知らず知らずのうち自分のモノへ手を伸ばしていた。
張り詰めた性器が痛い。
その先端からは先走りが溢れ、上下に扱く度自らの手を汚していく。


「いいわよ慎太郎…。私と彼のセックスを見ながら好きなだけオナニーしなさい」

「っ…、はい…!」

ベッドの上で激しく絡み合う2人。
そんな彼女と男を見ながら何度も性器を扱いた。
惨めな気持ちと、同時に高まる高揚感。
瞳からはぽろりと涙が零れ落ちて…


「ぁっ、ぁんっ…イく…っ!」

「く…ッ…、俺も…!」

2人が何度目かの絶頂を迎えると同時に、俺も勢い良く射精した…





「…今日は付き合ってくれてありがとう」

情事の後…
ご主人様は帰り支度をする男にそう言った。
俺は相変わらず床の上で2人のやり取りを眺めている。


「いいッスよ、俺も楽しませてもらったんで」

「ふふ…それでどうだった?私とのセックスは」

「そりゃもう最高でしたよ。今度はナマでヤらせてくれません?」

「それはダメ。あなたはただの遊び相手なんだから」

「ははっ、ひっでー女」

そんな軽口を叩きながら、男は別れのキスをして部屋を出ていった。



「あらあら…こんなに汚しちゃって」

「……、」

さっき俺が吐き出したもので汚れている床を見ながら彼女がそう言う。
けれどその表情は怒っている訳ではなくどこか楽しそうだ。


「…なんて顔してるの」

「っ…」

「涙でぐちゃぐちゃよ」

優しく諭すように言いながら、その綺麗な指で俺の涙を拭う彼女。
そして瞼にキスをしてくれる。


「…そんなに悲しかった?私が他の男とセックスするのが」

「…はい」


──ご主人様には俺だけを見てほしい…

そんな烏滸がましい事は口が裂けても言えないけれど。



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