第10章 5 8話目
次の日の朝
少し早く起きて自宅に戻り
引っ越しの準備や手続きを済ませた
と言っても部屋に特に大きな
荷物があるわけでもないし
車で持っていけそうなものもあった
みんなには車を持っているのは伝えてあるので
ダンボールをつんでシェアハウスへ向かった
すると玄関でそらるさんがお出迎えをしてくれた
俺は朝 ご飯と一緒に置き手紙で
荷物を持ってくると伝えていて
休日でみんな早くは起きてこないだろうからと
支度をしていたのだ
すると談話室にはAtRと浦田さん、センラさんが
揃っていておはようと挨拶をしてくれた
お昼すぎには引っ越しも終わり
お昼はみんなでピザを食べた
夜は休んでほしいから少し早めに歓迎パーティを
してくれたのだ 俺にもこんな日が来るんだなぁと
幸せをかみしめていたときまふが
ま「あ!そうだ!実は桜君に言っとかなきゃ
いけないことがあって」
全員「俺ら(僕ら)ゲイなんだよね」
桜『え?』
ま「いや動揺するのは当たり前だよね
で、初日に言ってた皆のお世話ってのが」
全員「俺と(僕と)付き合ってほしい」
さっきから驚くほど息のあった感じで
とてつもないカミングアウトをされている気がする
まぁ正直俺も女には興味がなかったが
男という選択肢もなかった
桜『俺なんかで良ければぜひ』
全「え?」
桜『え?』
そ「いや正直全員ダメ元だったからさ」
ま「びっくりしました」
そんなこんなで俺、千本木桜は
某歌い手たちとシェアハウスをしながら
その某歌い手たちと付き合うことになったようです