第5章 友情運UP☆
*陵side*
~昼休み~
『理沙ちゃんと友達になれたゼ☆』
『はいはい、よかったな。』
上機嫌な拓真に適当に返事する。
『いや~、陵がホレるのもわかるわ~。協力してほしいことがあれば言えよ!!』
『はいはい。』
理沙は俺一人で落としてやるし。
『そーいえばさー、』
『なんだよ?』
『この高校に俺のいとこおった。』
『へぇ、男?女?』
『……は?』
『はってなんだよ?』
『お前覚えてねーの?』
『何が?』
『俺と俺のいとことお前の三人で、昔よく遊んだろ!?』
『そうだっけ?わりぃ、覚えてない。』
『ひどいな~、陵は。』
記憶を辿るが全く思い出せない。
『名前は?』
『霜月芽生。関西人だよ。』