第14章 魅惑、誘惑?
「ふー、なんとか終わったな」
「そうだね 」
結構時間はかかったが、なんとか終わった。
「よし、じゃあ帰…」
「待って、日誌が終わってない」
あー…日誌…
「早く書いて帰ろう」
「うんっ 」
日誌を開いて、書き始める。
「えーと、一限目は…」
呟きながらサラサラと書いていく川上。
俺は日誌ではなく、川上を見ていた。
まつ毛長…
改めて見ると、整った顔してんな
「ん?」
川上が 見てることに気づいたのかこっちを見た。
「あ、いや、なんでもない」
とっさに目をそらす。
確かに顔は可愛いと思う。けど…
やっぱ理沙が一番だな。