第14章 魅惑、誘惑?
*理沙side*
あれから数週間が経った。
桜ちゃんともすぐ仲良くなってメアドも交換した。
時々、昼食も一緒に食べている。
「桜ちゃんはとてもいい子だし、、仲良くなれてよかったな。」
「ん?」
黒板消しを持っている桜ちゃんが振り向いた。
「あ、声に出してた?」
「ふふ、出てたよ^^」
桜ちゃんはクスッと笑いながら、黒板を消していた。
桜ちゃんは今日 日直で、それで私は黒板消しを手伝っていた。
「あ、理沙ちゃん」
「ん?」
桜ちゃんは私の頬を撫でた。
「取れた。チョークの粉、ついてたよ」
桜ちゃんはそう言って私に微笑んだ。
「あ、ありがとう…」
私は思わず目をそらした。
何、女の子相手に照れてるんだ私は…
私はごまかすかのように黒板消しを持って
手を動かした。