第13章 転校生 ~理沙、ライバル現る!?~
「!…っく」
「ん、」
体に力を入れたものの、我慢できず俺は理沙の口の中に熱を吐き出した。
「はぁ…はぁ…」
「……」
理沙は俺のものから口を離し、無言で飲み込んだ。
「ごめん…苦かっただろ」
「ん、大丈夫」
「そうか…」といって俺は服を整えた。
「…気持ちよかった?」
「ん…まあ」
そう言うと理沙は「よかった」といって
少し恥ずかしそうに微笑んだ。
その姿を見て俺は思わず抱き締めた。
理沙のしぐさ、表情、声、全てが好き。
俺の愛しい彼女
でも時々怖くなる。
いつか俺から離れていってしまうのではないかと。
そんなことを考えながら、抱きしめていると理沙が唇を重ねてきた。
俺もそれに答えるように唇を這う。
__絶対に離さない。
確かに俺はこの時そう思ったんだ。