第12章 暴風警報発令しちゃいました。
陵の家到着。
雨は小降りだったからよかったけど、足がべちゃべちゃだ。
ガチャッ
『お邪魔しまーす…』
『あ、優菜の靴ある。優菜ータオル持ってきてー!』
二階から優菜ちゃんが降りてきた。
『あ…』
私の姿を見て、少し驚いていた。
『こ、こんにちはー優菜ちゃん。』
『……』
プイッと顔を背けて部屋の奥に行ってしまった。
私…嫌われてる?
『ごめん、理沙。優菜人見知りだからさ。』
『そうなんだ…』
まぁ…いわゆるミステリアスな美少女、かな?
(自分好みに解釈。)