第12章 暴風警報発令しちゃいました。
『どうした?焦った顔して。』
『いや~…お母さんもお父さんも迎えにこれないから、どうしようかなと思い…。』
『マジか。俺もだよwま、家近いから歩いて帰るけど。』
『え!洪水起きてるよ?』
『俺の脚力なめんな。』
ふふん、と見下すように笑う陵。
『そっか…』
『…じゃあ、俺んち来る?』
『へ…いいの?』
『今日親いないし。あ、でも優菜がいるけどいいか?』
『いいよ全然っ!オッケーっす!!』
『決まりな。よし、帰るぞ。』
『うんっ』
よっしゃ、学校で泊まることを防げた!
私達は靴と靴下を脱いで陵の家に向かった。