第10章 臨海学校
『何?陵。』
『これとこれ、どっちがいい?』
陵が二つのネックレスを持っていた。
一つはハートにピンクのストーンが付いたもので、もう一つはキラキラした花のネックレス。
うーん、どっちも可愛いなあ…
『…じゃあ、こっち。』
私はハートのほうを選んだ。
『わかった。』
そして陵は会計のところに行った。
……………………………
『ん』
陵は買ったネックレスを差し出してきた。
『え、くれるの?』
『ああ。お前のために買ったからな。』
陵の顔が少し赤かった。
『そうなんだ///あ、ありがとう!!』
受けとる私。
陵からのプレゼント…
私は首に着けてしばらく眺めていた。