第2章 本性
~授業中~
私たちはお互い顔を見ない。
頬杖をついていた。
次第に落ち着いた。
…元はと言えば私が悪いんだよね。
返信すればこんなことにはならなかった。
カリカリッ
ノートに書いた。
そして陵に見せる。
“返信しなくてごめんなさい。次からはします。”
『……』
カリカリッ
陵も書く。
“俺も怒りすぎた。ごめん。”
思わぬ言葉に焦る。
まさか、謝られるなんて…
“あやまらないで。私が悪いんだから…”
“あやまったけど、完全には許してない。”
ですよね…
書こうとしたら陵がまた書いた。
“だからお仕置きする。”
え?
サワッ
『…っ!?』
陵が私の太ももを撫でた。
『陵…っ』
“声出すとバレるよ?”
陵は微笑していた。
“やめて”
“やめない”
『…っん』
“感じすぎw”
“誰かにバレたらどうするの!?”
“理沙が声出さなければバレない”
そんな…出そう…っ
キーンコーン カーンコーン
陵は撫でるのを止めた。
『はぁ…はぁ…』
よかった…
『お仕置き…刺激が強かったかな?』
『!?////』
耳元で囁かれた。
『今回は許してやる。』
『バカッ!!////』